コニーラップという紙について

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KEN’S NIGHTでメモ帳を作ることになった際、一番時間をかけたのは、紙の選定です。

万年筆で書くことが前提なので、万年筆に合った紙を選ぶ必要があります。

それまで、ぼくも何となく紙のことは知っていたけど、それほど深く紙の世界には足を踏み入れていませんでした。

ところが、万年筆のインクを色々と楽しもうと思うとなると、紙も非常に重要なアイテムになります。

だから、どうしても自分のブランドで使う紙にはこだわりたかったのです。

印刷会社からいくつかの紙を取り寄せたのですが、その中にサンプルとして入っていたのが、このコニーラップでした。

印刷会社の方は「参考までに」という軽いノリで提案してくださったのですが、その独特の手触りにぼくはすっかり魅了されました。

万年筆で書くと、速乾性はないのですが、裏抜けもしませんし、書き心地はとても良いことがわかり、元々はラッピングペーパーとして使われているというコニーラップを使うことにしたのです。

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この紙のすごいところは薄いのに裏抜けしないこと。

ただ、どうしても紙の薄さから、両面は使うことができないのですが、それでも裏抜けしないのは、本当に優秀ですし、実際に紙を触った人からもすごい!と絶賛されます。

さらに、万年筆だけではなく、他の筆記具との相性も良いのです。

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書いている時のさらさらという紙にペン先が触れる時の音もまた心地よくて、書いていることが楽しくなる紙だと自負しています。

そして、何よりも薄いのもこの紙の大きな利点。

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M5のリフィルもこの薄さで50枚なのです!

これだったら、どんどんM5に入れていくことができます。

コニーラップを使っているブランドは今のところうちだけなので、ぜひ、みなさん、実際に使ってみてください。

その書き心地にハマること間違いなしですので!