KEN'S NIGHT全インク大特集! その25

KEN'S NIGHT
2nd Track 9 Round Midnight ※ラメ入り

セロニアス・モンクによるジャズのスタンダードナンバー。この曲は別れた人のことを思い出し、まだ未練が残っている心を切々と歌っている曲です。このインクの色を作る時、黒色であることは確実だと思ったのですが、それに、ちょっとだけ希望を持たせる意味でラメを入れることにしました。The Roseは黒に赤いラメを入れたのですが、こちらは、少し落ち着いたクリーム色のラメが入っていて、黒にほんのりと明るめのニュアンスを混ぜてみました。そんな黒とラメの競演をお楽しみください。



KEN'S NIGHT全インク大特集! その24

KEN'S NIGHT
2nd Track 8 When I Fall in Love

ジャズって、結構ラブソングが多いと思っているのですが、この曲もまさにそんなラブソングの代表的なスタンダードナンバーだと思っています。
恋に落ちる瞬間を歌っているのですが、この曲を聴いていると、恋愛に縁遠いぼくでも、あぁ、たまには恋愛めいた気分に浸りたいなぁなんて、おもってしまいます。
そして、そんな曲のインクは、やはりピンク色が良いと思って考え始めました。でも、若い頃の恋愛とは違って、酸いも甘いも噛み分けることができるようになってからの大人の恋愛関係を色にしたいと思ったので、少し紫がかった、落ち着いたピンク色に仕上げました。



KEN'S NIGHT全インク大特集! その23

KEN'S NIGHT
2nd Track 7 Stars Fell on Alabama ※ラメ入り

実際にアラバマに流星群が降り注いだ夜のことを歌ったと言われているジャズのスタンダードナンバーです。そんなアラバマの夜空を連想するような色を作ろうと思った時に思いついたのが、青緑色のインクにラメを入れた色です。
個人的にもこのブルーブラックに近い青緑色というのは大好きで、それに青緑っぽいラメが入っているので、書いていると、ロマンティックな気分になれるインクだと思っています。



KEN'S NIGHT全インク大特集! その22

KEN'S NIGHT
2nd Track 6 Autumn Leaves

元々はシャンソンとして知られている曲ですが、英訳されて、ジャズのスタンダードナンバーになったという曲です。
メロディを聞けば、「知っている!」という人も多いかと思います。
秋になると、何となくこの曲を聴きたくなるんですよね。KEN'S NIGHTでは、秋の曲はもうひとつ「Autumn in New York」というオレンジ色のインクがありますが、秋繋がりで、一緒に使ってみるのも良いと思いますし、摩天楼シリーズの秋景摩天楼のM5レフィルやポストカードメモ帳と合わせて使ってみるのも良いかもしれません。
やっと夏の暑さが弱まり、秋が深まっていく時期にじっくりと自分と向き合いたくなったら使ってみてください。



KEN'S NIGHT全インク大特集! その21

KEN'S NIGHT
2nd Track 5 A Night in Tunisia ※ラメ入り

選曲をする時、いつも色のことも同時に考えるようにしています。いくらこの曲をモチーフにしたいと思っても、色が思い浮かばなかったら、難しいので、選曲から洩れてしまうということもあります。
もちろん、中には曲と色が同時にひらめいて、そのままそれを取り上げるということも多いのですが、中にはなかなか曲のイメージと色がマッチングしなくて苦労することも多々あります。
この「A Night in Tunisia」は曲を選んでから、それから歌詞を読み、何度も曲を聴いて色を選定していきました。夜だから暗い色にしようと思ったのですが、それだけではつまらないので、ちょっとシルキーな夜をイメ―ジしてこの青みがかった紫にして、そこに星空をイメージするようなラメを入れてみました。
落ち着いた色の中にきらめきも感じられて、とても良い色に仕上がったと思っています。


KEN'S NIGHT全インク大特集! その20

KEN'S NIGHT
2nd Track 4 I Left My Heart in San Francisco

海外では日本よりもペンショーが盛んだという話を聞き、いつか海外のペンショーに参加したいと思いつつ、コロナがあったり、家庭の事情があったりして、まだ実現していません。
そんなペンショーの中でも盛んなのがサンフランシスコで毎年行われているペンショー。
そこで、サンフランシスコにまつわるジャズの曲にインスパイアされて、サンフランシスコの青い空を表現したインクを作ってみました。
鮮やかな抜けるような青空のようなインクは、書いているとすがすがしい気分になります。元気がない時などにこのインクを使った胸の内を手帳などに吐き出し、気持を整理すると良いかもしれません。
ぜひお試しあれ!

KEN'S NIGHT全インク大特集! その19

KEN'S NIGHT
2nd Track 3 The Girl from Ipanema ※ラメ入り

ジャズを聞くようになったのは大学時代。レコード屋さんでアルバイトしている時に、一緒に入った先輩店員さんからいろいろと教えてもらい、そこからぼくはジャズを積極的に聞くようになりました。
ボサノバを聞くようになったのもその流れ。ジャズとボサノバって、親戚みたいなところがあって、自然とボサノバも聞くようになったんですよね。
その頃、日本ではちょうどレゲエとともに、ボサノバが大流行していて、季節関係なく、それらの曲があちこちで流れていました。
そんな中でぼくが一番よく聞いていたのが「イパネマの娘」です。程よいリズム感と、アストラッド・ジルベルトの軽やかな声が本当に涼し気で、行ったことのないイパネマの海岸を思い浮かべながら聞いてました。
そんな曲のインクは、ぜったいに褐色の肌と決めていたんです。赤茶色にラメを入れたのは、陽に灼けた肌の上にビーチの砂が混じったような雰囲気を出したいと思ったから。
だから、このインクは夏に似合う。
KEN'S NIGHTの紙ものでいうと、夏休暇シリーズとか、花火摩天楼などとの相性がものすごく良いので、ぜひ、セットで使うことをお勧めします!