ブルームーンの夜に想いを馳せて…
KEN'S NIGHTの発売がいよいよ明後日に迫ってまいりました。
そこで、今日はオープニングナンバーであるBlue Moonをご紹介しましょう。
ブルームーンとは、ひと月に2回満月が訪れる時の月のこと。
そんなにたくさんあるわけではなく、例えば今年は一度もなくて、次のブルームーンは来年の10月の今頃です。
それぐらい稀な月の夜に、恋焦がれていた人から「愛してほしい」と告白される。そんなロマンティックな歌なんです。
【Blue Moon】
Blue moon
You saw me standing alone
Without a dream in my heart
Without a love of my own
Blue moon
You knew just what I was there for
You heard me saying a prayer for
Someone I really could care for
And then there suddenly appeared before me
The only one my arms will hold
I heard somebody whisper please adore me
And when I looked to the moon it turned to gold
Blue moon
Now I'm no longer alone
Without a dream in my heart
Without a love of my own
ブルームーン
君はぼくが独りぼっちで立っているのを見ていたね
夢を抱くこともできず
誰も愛することもできなかった
ブルームーン
君はぼくがそこにいたことを知っていたね
ぼくが誰かのために祈っていたのを聞いていたね
心から気にかけている誰かのために…
そして、突然ぼくの目の前に現れたんだ
たった一人の抱きしめたいと思っている人が
ぼくは耳にしたんだよ誰かが愛してほしいって言っているのを
そして見上げた月は金色に輝いていたよ
ブルームーン
もうぼくは独りぼっちじゃない
夢を抱くこともできないような
誰も愛することもできないような
日本語訳:武田健
いろんな人たちが歌っているのですが、ぼくが一番好きなバージョンは江利チエミがSPレコード時代に録音したバージョン。
なんと、途中、日本語の歌詞が入っているんですよ。
江利チエミ日本語部分
熱き想いを胸に秘め
そぞろ歩きしあの夜の
夢に身近の君の
ささやく愛の言葉
ブルームーン 思い出深き
丘に登りて ひとり歌わん
この文語調の歌詞が良いでしょ?
これを聴くたびにぼくはセンチメンタルでロマンティックな気持ちになるのです。
ぼくは子どもの頃から月や星が大好きでした。今でも月を見るたびに、この月は平安時代の貴族たちも愛でていたんだよなぁって、思うと切ない気持ちになってしまいます。そして、ジャズには月にまつわる曲がたくさんあるのも嬉しい。
そんなわけで、KEN'S NIGHTのオープニングナンバーは絶対にこの曲にしようと思ったのでした。