Jazz にまつわる思い出~小学生編

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いよいよ、KEN'S NIGHTの発売まで9日に迫ってまいりました。

今日から毎日、少しずつKEN'S NIGHTのご紹介を小出しにしていきたいと思います。

まず、今日はそもそもなぜぼくがこのシリーズを思いついたか、という原点ともいえるべきエピソードをご紹介したいと思います。

 

ぼくが初めてジャズを聴いたのは、小学生の時のこと。しかし、それは家ではなくて、小学校の近くにできた図書館でした。当時ぼくは鎌倉に住んでおり、鎌倉の御成小学校というところに通っていたのですが、その目の前に図書館ができて、しばしば遊びに行っていたのです。

その図書館ではレコードの視聴もできて、小学生でもレコードを聞かせてくれたのです。係の人に聞きたいレコードの番号を教えて、それを出してもらい、レコードプレーヤーの前に座って、自分で操作をするというものでした。ぼくは小学校2年まで御成小学校に通っていたので、かなり低学年でレコードを操作していたことになります。

初めてそのコーナーに行った時、ぼくは一体何を聞いたら良いのかさっぱりわかりませんでした。当時はまだ自分で意識して音楽を選んで聞くということをしていませんでしたので、多分、適当に自分でその場でジャケットを適当に選んだのだと思います。

しかし、唯一覚えているのが、それがジャズのアルバムだったということと、アルバムのジャケットがわりと派手めだったこと。男の人がオレンジ色のシャツを着ているようなアルバムでした。それが誰だったのか、さっぱり今となっては覚えていないのですが。

でも、カタカナで「ジャズ」と書かれたコーナーから引っ張り出してきたことだけはなぜか鮮明に覚えているのです。その「ジャズ」という字面と音に、何となく大人の世界を感じたのかもしれません。

ところが、いざアルバムを聴き始めてみると、これがまったく面白くない。それまでぼくがラジオやテレビで耳にしてきた音楽とはまったく違っていて、がちゃがちゃとうるさいだけで、何も耳に入ってこなかった。

たまたまその時、友だちと行っていたので、隣に座る友だちとおしゃべりをしようとしたら、ヘッドフォンをしたままだったせいか声が大きくて係員のお姉さんに怒られるというおまけまで思い出としてしっかりと焼き付いてしまったのです。

というわけで、ぼくにとっての一番最初のジャズの思い出、というのはそんなに良い思い出というわけではないのでした。

というわけで、明日も、そんなジャズにまつわる思い出話をしたいと思いますので、お付き合いくださいませ。