M5レフィルの使用例
KEN'S NIGHTでは、季節に合わせたアイテムをいくつか用意しております。
そこで、今回はその中でも特に人気のM5レフィルの使用例を具体的にアップしてみたいと思います。
これはぼく自身の使い方ですが、M5ってどうやって使ったら良いのかわからないという人に少しでも参考になれば嬉しいです。
- M5の特徴
- M5の利点を生かした使い方
- M5の下ごしらえKEN'S NIGHT編~準備するもの
- M5の下ごしらえKEN'S NIGHT編~ページの作成
- M5スケジュール帳使用例
- なぜ手書きで手帳をつけるのか
- おまけ
M5の特徴
M5を使いこなしたいと思ったら、まずはM5の特徴を良く理解する必要があるでしょう。そうすれば、自然とM5とどうやって向き合えば良いのかということがわかってきます。
まず、M5というのは、システム手帳の中でも一番小さなサイズで、スーツのポケットにちょうど入るくらいの大きさです。
大きめのスマートフォンよりも小さく、名刺よりも一回り大きいサイズといったところでしょうか。ぼくは名刺を中に入れておき、名刺ケース代わりに使うこともあります。
小さいサイズなので、携帯性に優れている反面、文字をたくさん書くという場面では不向きです。特に文字が大きい人の場合は、数文字しか書けないという場合もあります。
しかし、逆に物事を集約させるという点においては、このサイズがちょうど良いサイズになるのです。
M5の利点を生かした使い方
そこで、ぼくはこのM5の小ささを生かした使い方をしています。
それは、たくさん書くのではなく、箇条書きやリストアップに使うという使い方。
特に日々の出来事を書く時に、1日1ページという感じで使うのに最適の大きさなのです。
携帯性に優れているので、常に持ち歩くことができ、電車の中、外出先などでもサッと出してメモをしたり、メモを確認したりするのにも便利。
だから、ぼくは日々の記録にM5を使うようにしています。
1ページに書ける文字数は少ないので、1日を3ページにわたって使うようにしています。ちょうどこの時期は、KEN'S NIGHTの3つの柄「秋景摩天楼」「魔女摩天楼」「南瓜摩天楼」の3種類を組み合わせて使うことができます。
メインとなる表紙にはその日のスケジュールを書き込めるようにします。
2枚目は「TO DO LIST」、3枚目は「SHOPPING LIST」です。
それを見れば、その日の基本的なスケジュール、やるべきこと、そして買うものがわかるというわけです。
M5の下ごしらえKEN'S NIGHT編~準備するもの
そこで、KEN'S NIGHTおすすめのM5の下ごしらえの仕方をご紹介します。
まず用意するものは下記の通り。
ぼくはスタンプでノートをデコるのが大好きなので、スタンプを用意します。
まずはスタンプパッド、次に大好きな消しゴムハンコ作家のericさんによる日付印、そして、これまたいつもお世話になっているmidoriさんのデコレーションスタンプ<回転印>です。
そして、日付をスタンプできる回転印も用意します。
次に用意するのは、M5のジャケットです。ぼくが一番好きなのが、アッシュフォードというブランドのM5ジャケット。アッシュフォードは、M5の草分け的な存在ということもあり、種類も豊富ですし、WEB限定品、店舗限定品なども多数出しているので、コレクション魂をくすぐられてしまいます。
ちなみに写真に写っているのはぼくの大好きなネオフィナードというシリーズです。
13㎜なので、レフィルがたっぷり入るのも魅力的。
しかも、ペンを指すホルダーもついているので、これがまた便利なのであります。ベルトもついているから、カバンの中でページがグシャッと折れてしまうというトラブルも防げます。
万年筆もミニサイズの万年筆をさしておけば、いつでもどこでも取り出して書けます。
M5の下ごしらえKEN'S NIGHT編~ページの作成
では、これらのスタンプを使ってどのようにしてページを作っているのかを見ていきましょう。
まずは、日付印を一枚一枚に押していきます。
M5は小さいサイズなので、1枚につき1日という感覚で使っていきます。
次に曜日と「SCHEDULE」印を押していきます。
この1枚に日付、曜日、そしてその日のスケジュールを書き込んでいくのです。
これでその日のメインとなる表紙の感性。
次に2ページ目、3ページ目を準備します。
この時に利用するのが日付の回転印やデコレーションスタンプ<回転印>です。
「TO DO LIST」と「SHOPPING LIST」は、チェック欄も設けるようにします。
これを一ヶ月分、まとめて作れば、下ごしらえの完了です。
では、実際にこれらをどうやって使っているのかを見ていきましょう。
M5スケジュール帳使用例
まず、1枚目にはその日のスケジュールなどを記入します。
一日の始まりにそこを見れば、その日に何をするべきかということがすぐにわかります。
そして2枚目にその日にするべきことをリストアップしていきます。
14日の「TO DO LIST」の例として、
□ゴミ出し
□KEN'S NIGHT up
□お礼状送付
□P社執筆
という予定を書き込みました。
「SHOPPING LIST」には
□ハチミツ
□ジャム
□紅茶(ニルギリ)
□トイレットペーパー
□ハミガキ粉
□ハブラシ
と記入します。
そして、それぞれ完了したもの、購入したものにはチェックを入れていきます。
しかし、その日のうちに終わらなかった予定や、買いそびれたものがある場合もあるでしょう。そういう時はどうするか。
ここが重要。
これはシステム手帳です。
つまり、ページの移動が簡単にできるのです。
普通のスケジュール帳だと、やり残しや買いそびれのものはいちいち繰り越して書かなくてはなりません。ところが、M5のレフィルはその面倒がいらないのです。
つまり、次の日にページごと繰り越しちゃえば良いんです。
15日の表ページの二枚目に
14日のとりこぼした分の「TO DO LIST」と入れます。
すでに終わったものに関しては□にチェックが入っていますので、繰り越したものは何なのかがわかります。
そして、繰り越して終わったものに関しては、終えた日付を「→15」という風に記しておきます。そうすれば、14日にやろうとしたけど、できなくて、翌日終わらせることができたんだな、といことがすぐにわかるわけです。
これは「SHOPPING LIST」も同様です。
それを繰り返していきます。
やり残したものがあれば、それがどんどん次の日にそのページが追加されていきます。
そして、すべての□にチェックが入った段階で、そのページは完了しますので、そうしたらそれを本来の日付の表ページの次に戻しておきます。
そうすれば、後で見返した時に
紅茶(ニルギリ)を購入したのは17日、お礼状を書いたのは16日だっただなということがわかります。
こうやって、日々の生活を記録していくのです。
曜日の上の空白部分に天気のスタンプも追加しました。
忘れないうちに、その日の終わりに天気を押しておくと、それも記録となります。
なぜ手書きで手帳をつけるのか
今はスマホですべてのスケジュールを管理するという人も多いでしょう。
アラート機能を使えば、ミスも減るし、いちいち書き写したりするという手間も省けるかもしれません。仲間と仕事をしている人だったら、スケジュールを共有する時にもデジタルの方が便利なのも良くわかっています。
しかし、ぼくはスケジュール管理はすべて手書きにこだわっています。
アナログ人間というのも一つの理由ですが、基本的にデジタルを信用していないところがあります。デジタルを使ったとしても、結局入力は人間の手で行うことになります。
その時にミスが生じたら、元も子のないのです。
デジタルだからと安心しきって、それに頼りすぎると、その根本的なミスを見過ごしてしまう可能性だってあります。
もう一つ、電源が切れたらスケジュールを見返すことができなくなります。
外出先でスケジュールを確認しようにも、スマホの電源が切れたら…ということを考えてしまうと、なかなかデジタルオンリーに頼ることができなくなってしまうのです。
手で書く楽しみや面白さというのを味わいたいというのもアナログの手帳を持ち歩いている理由かもしれません。
ぼくがKEN'S NIGHTで色々な柄のレフィルを作っているのは、季節を楽しんで欲しいという想いも込められています。
その日のスケジュールを確認したり、やるべきことや買うものをチェックしたりするたびに「あぁ、もう秋なんだな、そろそろ山の上の方では紅葉が見られるようになるのかな」とか、「ハロウィン、今年はどんな仮装をしようかな」と思うこともあるでしょう。
そういう季節ごとの楽しみを手帳を通して味わって欲しいという想いがあります。
これはあくまでもぼくなりの手帳の楽しみ方のひとつですが、ぜひ多くの方に、そんな手帳の面白さをそれぞれのやり方で味わっていただけたらと思っています。
おまけ
もう一つ、おまけをお見せしましょう。
それがこちら
これは、実際にぼくが地下鉄の中で殴り書きしたものです。
銀座に用事があって出かけたその帰りの地下鉄の中で立ったままで書いたのですが、思いついたことをさっと書く時にもM5のレフィルはちょうど良いのです。
この日は、モンブランブティックで、インクとノートを購入した後、銀座蔦屋さんでドリログのオレンジを購入。さらに和蘭豆という喫茶店でパインかき氷を食べながら、TNタイム(トラベラーズノートに向かった時間のこと)を取り、帰りがけに有楽町で一重の美形男子を見かけて気分が上がったってことが書かれています。
こういうこともちょっと書いておくだけで、あとで「ほぼ日手帳」に記入をするときに参考になるのです。
ぼくが日々の記録をできるだけ残しておきたいと思うのは、日々の生活の中でついつい忘れてしまいがちなことを残しておきたいという想いがあるから。
すぐに消えてなくなってしまう足跡を手帳に記しておきたいと思っているからなのです。
その時に、KEN'S NIGHTの様々な柄も一緒に楽しめたら良いなと思っています。
また来月には新しいレフィルが登場しますので、どうぞお楽しみに!